なで肩は左右対称に肩が斜めになっていると思われがちですが、実はそうでない場合もあります。
なで肩になる理由については、生まれつきの骨格の話もありますが、それ以外にもいくつかの要因があるからです。
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例えば、野球のピッチャーをしていたりすると、利き肩に関しては僧帽筋の発達によって肩がなで肩になりがちで、あるいは逆に、ラケットを使った競技などを行なっている人であれば、利き手の方が少し上がります。
そんな感じで結果的に左右対称になる人もいれば、そうでない人もいる、今日はそんな感じのなで肩の左右非対称性の話をしていきます。
なで肩の左右非対称な理由まとめ
では、なで肩が左右非対称になる理由をまとめていきます。
- オーバースローによる僧帽筋の発達
- ラケット競技による三角筋の発達
- バッグを背負うことによる偏りの増加
それぞれ解説していきます。
オーバースローによる僧帽筋の発達
まずは野球のピッチングなどのオーバースロー動作による僧帽筋の発達です。
これは利き肩が下がる方向に変化します。
なので、右投げのピッチャーなら右肩が下がり、左投げのピッチャーなら左肩が下がり、左右非対称になります。
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ラケット競技による三角筋の発達
続いてはラケット競技による三角筋の発達です。
これは利き手の方の肩が上がる方向に変化します。
なで肩解消のトレーニングとしてサイドレイズというダンベルを下から横に持っていく動きがあるんですが、テニスや卓球などのラケット競技ではこれに近い動きをするため、左右に偏りが出がちです。
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バッグを背負うことによる偏りの増加
3つ目はすでになで肩な人に起こりがちな現象ですが、バッグを一方の肩に背負うことにより、筋肉の発達度合いに差が出ます。
なで肩すぎると片方の肩にしかバッグを背負えないのである種宿命的ですね。
これによりバッグを背負った方の肩は若干ですが上がり、そうでない方の肩と差が出ます。
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実例!なで肩は左右でどのくらい非対称になるのか
とくどくどと理由を述べてみましたが、実際どのくらい違うのか、というのを圧倒的なで肩である管理人の実例で見てみましょう。
自分は右投げ左打ちで、バッグも左しか背負えないので、3つの要因がもろに差が広がる方向になっています。
- 投げる肩は下がる⇨右が下がる
- ラケットを持つ肩は上がる⇨左が上がる
- バッグを持つ肩は上がる⇨左が上がる
結構レアなタイプですね。
で、じゃあそんな感じで3つ合わさるとどうなるのか!
こんな感じです!
両方なで肩ではあるんですが、さらに右だけめっちゃ下がります。
なで肩が左右非対称だとどうなるの?
左右対称じゃないのはわかったけど、「で、だから何?」と思う人もいるかと。
ぶっちゃけなで肩でない普通の肩の人であれば、若干肩の高さが左右で違ってもそんなに影響なしです。
しかし、なで肩ともなると、その差分も大きくなりがちなのでちょっと困るときもあります。
具体的には、リュックの紐を左右同じ長さにしたらうまく背負えない(下がってない方の肩にばかり重さがかかる)とか、ショルダーバッグがどちらか片方の肩でしか背負えない、とかそんな感じのことが起こります。
なので片方の肩だけ落ちていて、それに困っている人は、その対策のトレーニングをしたり、あるいはグッズで弱点を解消したりするのがおすすめ。
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![](https://nadekata.com/wp-content/uploads/2018/12/danbel-300x236.jpg)
そしてそうでない普通の人は、左右非対称ななで肩の人が、なぜか立ち位置的に不自然な方向の肩でバッグを背負ったり、リュックの紐を左右非対称に調節していたりしても、「ああ、なで肩特有のあれね!」みたいな目で生暖かく見守っていてくれると幸いです。
以上になります。良いなで肩ライフを!
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