甲子園やプロ野球などを見ていると、ふと思うことがあります。
「野球のピッチャーってなで肩の人多くね?」
自分の感覚的な話なのかと思って、元野球部の友人に確認してみたところ、確かにピッチャーはなで肩の人が多いとのこと。
・・・ほう、思い過ごしではなかったか。
しかも、どうやら利き手のほうの方がよりなで肩になることが多いようで、その辺も謎が深まります。
今日は、「野球のピッチャーはなぜ「なで肩」が多いのか?」というテーマでお話ししていきたいと思います。
ピッチャーがなで肩である3つの理由
野球のピッチャーがなで肩である可能性が高い理由を調べてみたところ、大きく以下の3つの理由があるそうですね。
- 1.なで肩のほうが肩の可動域が長く怪我をしにくい
- 2.なで肩のほうが腕が長く球にスピードが乗りやすい
- 3.僧帽筋が発達しなで肩になる
それぞれについて見ていきましょう。
1.なで肩のほうが肩の可動域が長く怪我をしにくい
まず一つ目の理由としては、なで肩の人のほうが肩の可動域が広いという説です。
これは一理あるみたいで、なで肩の人は鎖骨が斜めに伸びているため、水平に伸びているいかり肩の人よりも可動域が広い傾向にあるようです。
可動域が広いことで、しなりが出てスピードが乗ったり、無理な動作でけがをするリスクが減ったりといったメリットがあるようです。
2.なで肩のほうが腕が長く球にスピードが乗りやすい
2つ目としてはなで肩の人は基本的に腕が長く、しなりやすいためピッチャーとして有利であり、結果としてなで肩の人が多いという説です。
これはどこまで本当かは不明ですが、確かになで肩の自分は肩がかなりしなるし、手も長いので、体感的には合っているような感じはあります。
3.僧帽筋が発達しなで肩になる
3つ目の理由は僧帽筋が発達してなで肩に見えるという説です。
僧帽筋というのは、背中から肩にかけての筋肉で、ピッチャーが速い球を投げるために重要といわれている筋肉の一つとなります。
この筋肉を鍛えると首と肩の間が筋肉で盛り上がるため、なで肩に見えるというわけです。
これはありそうですね!ピッチャーが利き手ほどなで肩になるのはおそらく僧帽筋の発達が原因かなと思います。
期待のなで肩ピッチャー
で、実際に最近注目のなで肩ピッチャーは誰なのか?という話ですが、2018年オリックスドラフト1位の田嶋大樹は、かなりなで肩です。
「なで肩だから期待できる」という意見も多いみたいで、なで肩=ピッチャー向きという説はやはりファンの間でも共通認識のようですね。
終わりに
ここまでなで肩と野球のピッチャーの関係についてまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
ぶっちゃけ関連について科学的な考察をされている資料はあまりなかったのですが、体感としてはやはりなで肩のピッチャーが多いので、何かしら理由はあるんだろうな、と思います。
特に利き方が下がるというのは、相手ピッチャーが左投手なのか、右投手なのかを事前に見分ける手掛かりにもなります。
初見の相手と野球をするときなどは、なで肩の人をピッチャーだと思って対策をすると、いいのかもしれませんね。
ではまた。良いなで肩ライフを!
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