人はなぜなで肩になるのでしょうか。
「生まれつきそうだから」
そう思っている人も多いと思います。それはある種正解ですが、なで肩の原因はそれだけではありません。
なで肩は骨格、肩幅、筋肉の3つの要因からなる複合的な結果です。
今日は、なで肩の原因とその対処について見ていきましょう。
なで肩の原因は3つ
なで肩になる原因は大きく分けると3つあります。
- 1.骨格が生まれつき下がっている
- 2.筋肉が左右に引っ張られることでなで肩になる
- 3.肩幅がないことで肩に角度がつきなで肩に見える
厳密に学術的にみたなで肩は一つ目の原因のことを指しますが、ぶっちゃけ一般的な用語としてのなで肩は「見た目的に肩が下がっていること」を指すため、その意味だと上記の3つの要素の複合となります。
なので、学術的には骨格はなで肩ではないけれども、肩幅や筋肉の関係でなで肩かのように見えるということもあり得るのです。
逆に言えばこれらの原因を対処することでなで肩を解消することも可能となります。
では、それぞれの要因についてもう少し詳しく見ていきましょう。
なで肩の骨格とは
まずは、骨格的な要因からです。
これは主に生まれつきの話となります。
学術的になで肩と定義されるのは、「鎖骨角が5°未満であること」とされています。
※「いかり肩」は10°以上,「普通肩」が5°以上10°未満
鎖骨角というのは図で表すとこんな感じ。
この骨格については基本的に対処はできないので、この点については潔くあきらめましょう。
ただ、他の二つの要因をカバーすれば、けっこうなで肩は治りますのでご安心ください。
では、残りの二つを見ていきましょう。
筋肉が左右に引っ張られることでなで肩になる
続いては筋肉的な話になります。
なで肩の原因としては、骨格的な要因のほかにも、筋肉が左右に引っ張られることで肩が落ちてしまうというものがあります。
具体的には、野球のピッチャーなどはボールを投げるたびに腕が遠心力により引っ張られるため、利き肩がなで肩になるといわれています。
あるいは、成長期に肩に重い荷物を持ちすぎたりした場合も筋肉が下方向に引っ張られ、なで肩になってしまうこともあるみたいです。
そんな感じで、腕や肩の筋肉を横や下に引っ張るような動きが多いとなで肩になる傾向あり。
他にもこれはレアケースですが、背中と首の筋肉である僧帽筋があまりにも発達しているプロレスラーなどは、逆に肩と首の間が盛り上がりなで肩になります。
肩幅がないことで肩に角度がつきなで肩に見える
最後は肩幅の話です。
肩幅というのは一見するとなで肩とは関係の内容にも思えますが、見た目的な話でいうと、肩幅があるとなで肩には見えず、肩幅がないほどなで肩に見えます。
なぜかというと、肩幅があるということは、肩の先の部分に筋肉による盛り上がりがあるということで、つまり肩パットを入れたような状態です。
なので、脱いだ時の角度的には同じでも、服を着たときには肩の先にこぶができ少し高さが上がるので、なで肩には見えなくなります。
肩幅を広げるには懸垂とかするといいみたいですね。
終わりに!原因を把握し、なで肩度をコントロールしよう!
ここまでなで肩の原因についてまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
なで肩はトレーニング次第で克服ができるので、なで肩がコンプレックスな人は筋トレしてみましょう。
我流でやるのが不安という人はジムとかでインストラクターに聞くとよいかなと思います。
ではまた。よいなで肩ライフを!
コメント