突然ですが「生体認証の3要素」ってご存知でしょうか。
- 「すべての人が持つ特徴」であること
- 「同じ特徴を持つ他人がいない」こと
- 「時間によって特徴が変化しないこと」
であると言われています。
これってつまりなで肩における肩も生体認証の条件を満たしているのではないでしょうか。
以下で詳しく解説します。
生体認証が静脈や指紋だけという違和感
まずは既存の生体認証の問題点について解説します。
生体認証というと指紋認証や静脈認証が一般的ですが、これには問題がありました。
というのは手が荒れていたり、脂肪がつきすぎていたりすると、うまく認証できない点です。
あるいは腕を怪我した場合などにも代替が効かず、生体認証がうまくいかない人においては、パスワードで認証して通るみたいなローセキュリティな対応になっている企業も多いのが現状です。
なで肩は角度や左右差で千差万別
そこで指以外を使った生体登録が求められます。
具体的にはなで肩なんていい感じです。
何故かというと、(なで)肩は、
- 「すべての人が持つ特徴」であること
- 「同じ特徴を持つ他人がいない」こと
- 「時間によって特徴が変化しないこと」
という生体認証の3要素を満たすため。
肩のない人はいませんし、その高さや左右の格差は人によって違います。
さらに極度な筋トレなどをしない限り、その特徴は一生涯持ち越しであり経年変化も起こりません。
よって、指に変わる特徴の一例として肩は優位性があります。
昔、中学生くらいのときの「国語の教科書」で『20年後』という確かオーヘンリーのショートショートがあって、そこで
というセリフがありました。(それにより替え玉に気がつくシーン)
なで肩においても同じことが言えるのではないでしょうか。
どの部分が認証されるかわからないハッシュ値型生体認証が最強
とはいえ、肩だけを登録するというのは現実的ではありません。
何故ならば、一卵性の双子などで、偶然体格が同じ人がいるかもだからです。
ただ、二段階認証の1つとして肩を使うというのは合理的かなと思っていて、特に体のどの部位が二段階認証に使われているかわからないような体制は強固なセキュリティとなります。
例えば、
- 福耳のAさんは耳たぶ
- なで肩のBさんは肩
というように誰がどこで認証されているかがわからないようにすれば、仮に社員証などを奪われても侵入者は二段階認証を突破することができません。
仮に奪った人間のことを知っている人がいても、その人の身体的特徴を全て真似ることは現実的ではないからです。
このような意味において、なで肩を保険としての生体認証に使うことは合理的であり、ぜひなで肩認証を実施してほしい。
以上です。良いなで肩ライフを!
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