なで肩の人に対する世間一般の評価としては、「可愛い」とか「優しそう」といったプラスのイメージの反面、「弱そう」とか「頼りなさそう」といったマイナスのイメージもあります。
しかし、その常識ははたして本当なのでしょうか。
独自の調査によると、マッチョすぎる人は逆になで肩になる可能性が高いと出ています。
今日はなで肩とマッチョの関係性について考えていきましょう。
なで肩は筋肉と骨格からなる
まずはなで肩の原因について見ていきましょう。
なで肩になる原因としては大きく2つあり、一つは骨格の問題、そしてもう一つは筋肉の問題です。
それぞれ見ていきましょう。
骨格からみるなで肩は鎖骨角による
一つ目の骨格の問題についてですが、学術的になで肩は鎖骨角度によって決定できるということを以下の論文では提唱されています。
この論文によれば、なで肩の基準は以下の通り。
肩型の判断には鎖骨角が推奨され,その判断基準は「いかり肩」は10°以上,「普通肩」が5°以上10°未満,「なで肩」が5°未満であることが示唆された。
引用元: https://ci.nii.ac.jp/naid/130005417045
つまり「なで肩は鎖骨角度5度未満の人」と定義されています。
このように骨格的な問題は、成長期に重いものをもったりすることによって多少変わることはありますが、基本的には生まれつきのものとなります。
なで肩になる筋肉は僧帽筋
続いては筋肉の面からなで肩を見ていきましょう。
よく「なで肩は筋トレで解消できるからなで肩は筋肉のない人である」というような論調を見かけますが、それはある種正しく、ある種間違っています。
というのも、鍛える筋肉によってなで肩になったり、いかり肩になったりするからです。
なで肩になる筋肉としては、僧帽筋という背中から肩にかけての筋肉がありますが、この筋肉を鍛えると首と肩の間の筋肉が隆起し、なで肩のように見えます。
実際、首を鍛えるプロレスラーなどはなで肩の人が多いです。
また、「大胸筋」や「広背筋」のトレーニングを多めにすると、肩甲骨が水平方向に引っ張られてなで肩になりやすいとも言われています。
一方でシュラッグやサイドレイズなどのトレーニングを行うことで肩幅をつけると、なで肩が解消されいかり肩になりやすいとのこと。
一概にトレーニングをすればなで肩でなくなるというわけではなく、トレーニングの種類によって変わるということですね。
結論:トレーニングでなで肩や怒り肩になる事もある
ここまでの話をまとめると、なで肩は骨格的な部分から見ると生まれつきの部分もあるが、筋トレによりある種解消可能。
ただ、トレーニングをすれば無条件でなで肩が解消されるというわけではなく、トレーニングの種類によってなで肩が解消されることもあれば、逆になで肩が鋭くなることもある。
という感じです。
具体的なトレーニング方法としては以下のようなものがあります。
(ダンベル系が多い)
なで肩になりたい人もなで肩を克服したい人も、自分にあったトレーニングを始めてみるのもよいかもしれませんね!
ではまた。良いなで肩ライフを!
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